この違いが恋愛と結婚の分かれ道「結婚をゴールと感じる人とスタートと感じる人 」

結婚というのは、果たしてゴールなのでしょうか、スタートラインなのでしょうか。
今はまだ彼氏や彼女のいない人にとっては、とにかく結婚してもいいなと思う人と出会うことがまずは最優先でしょうし、今の気持ちから言えば、結婚は、恋愛の先のゴールと思えるかも。
一方、長い春に終止符を打ってやっと結婚できる人にとってみれば、やはり結婚はようやくのスタートと思えるでしょう。
いずれにしても、結婚した先のほうが、恋愛期間よりもずっとずっと長いのですから、結婚が自分のなかで、どんな意味を持つのかは明確にしておいたほうがいいのかもしれません。

よく世間では結婚して一人前と言われたりします。そういう意味では、結婚は一人前になれたゴールなのかも。
でも、結婚したという事実にだけ甘えて、いわゆる「釣った魚に餌はやらない」状態では、この先の結婚生活は思いやられます。結婚したら、いきなり亭主関白！　だとか、結婚したら急に太り出したとか、結婚したら化粧もしない（実はこれらはよくあるパターンなのです！）とかというのはちょっと考えもの。
せっかく好きな人とゴールインできたのですから、お互い緊張感を持って（親しき仲にも礼儀あり！ ですね）生活していきたいところです。

一方スタートと感じる人は、意気込み過ぎは禁物。いよいよスタートを切ったという決意や、家庭を持ったという緊張感があるのはいいのですが、最初から無理してしまっては、息切れしてしまいそう。
結婚は短距離走ではなく、マラソンのようなものなのですから、時には緊張感にサヨナラして、ゆるりとふたりになれたことを味わって。最初から何もかもうまくいく結婚生活なんてないし、ましてや他人同士のふたりが、同じ屋根の下で暮らし始めるのですから、衝突も見解の違いもあって当然だと思っていてちょうどいいのではないでしょうか。

そう考えると結婚は、もしかしたらゴールであり、スタートなのかもしれません。そのうえで、カンフル剤となるのが、相手を思いやる「緊張感」というエッセンスなのかも。自分にとって誰よりも大切な相手が、自分のことを誰よりも大切に思ってくれたら、何よりも幸せだと思うのです。たとえ、10年経っても20年経っても、50年先でも、それが結婚の秘訣なのかもしれません。

---