できないあなたに強気でGO！「もう一歩、近づけない 」

小心者で、恋に疎い自分が気になる相手に話しかけて、メルアド聞いて、デートとは言えないまでも、二人きりで食事をして。自分で言うのも何だけれど、よくここまで前進できた！　頑張った！　もう「自分あっぱれ」とほめてやりたいくらいだよね。でも、その結果、やっぱり好きだなってますます実感しちゃって、想いだってどんどんどんどん募っちゃって、もう一歩ふたりの距離をここいらで近づけなきゃ、この恋は永遠に迷子だよ。

ならば、現状に満足せずに行動を起こすしかない！　今回もとにかく強気強気で、行ってみるのだ、名付けて「恋の急接近！ 貸し借り大作戦」スタート！
とはいえ、特別な策はない。これは本やDVDを貸し借りするだけでいいっていう、誰でも即実行可能な、お得な作戦なのだ。たとえば、話題の作家や映画の話をしているとき「それ持ってる」って相手が言ってきたら、「貸してちょ」ってお願いしてみる（言葉は適宜調整）。相手が快く貸してくれたら･･･作戦成功、そりゃあなた、むこうもあなたのことがちょっとは気になってるってことなわけよ！ （あ、だからっていきなり相手を押し倒しちゃダメですよ、少なくともあなたと「話題を共有したいな」「心の通い合い、苦じゃないゾ」って感じているという意味ですから）。

そんな単純でいいのかって、疑問に思った？ いいの、いいの、だって女性同士で気になる恋愛小説を貸し借りすると「あのシーンの彼の言葉がさ～」ってキャピキャピするじゃない。それってその本を通して盛り上がるってことなわけ。それは相手が異性だって同じだよ、話題を共有したい相手となら、ただの貸し借りが、心をつなぐきっかけにもなるのです。それに、考えてもみてくださいよ、好きでもない相手に自分の大切なものを貸して、ページの間にお菓子のクズが挟まって返ってきた日にゃ、ガッカリどころか怒りすら覚えるでしょ。しかも、そんな人と大好きな作家やストーリーの話題を共有するなんて、自分の領域を侵されるようで･･･ヒーーーッ、ありえない！

とにかく、もう一度繰り返しますが、あくまでも強気でGOです！ 「君が貸してくれたからサ！！　倍おもしろかったよ」･･･受け入れてくれますとも、きっと。貸し借りを繰り返せば、相手がどんなものに興味を持っているのかも見えてくるし、なんだか二人だけの「特別なやりとり」みたいで、かなりいい感じになること、マチガイナイッ。

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